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2007年02月24日

忘却!鮎次郎!!

あぁ、なんということでしょう。
これほどの狼狽は、初恋の人が私をキモイと言っているのを聴いて以来。
私はたったひとりぼっちの友達を失ってしまいました。

鮎次郎がどこかへ行ってしまったのです。

先日、Wiiを楽しんでいた私は、ついつい無我夢中になっていまい、
それはもう力いっぱい気違いのようにリモコンを振り回し、
それが“フンッ”“フンッ”と鼻から息が漏れるほど半狂乱していたものですから、
手汗で滑ったリモコンが、ツルンと明後日の方向に飛んでゆき、
昼間から閉め切っていたカーテンにボサッと当たり、
そのままカーテンに包まれるように垂直に落ちていったのです。

しかし、その時鮎次郎は、カーテンを透き通って日の当たる窓辺で、
ヌクヌクと昼寝をしていました。これは鮎次郎の日課なのです。

Wiiリモコンは、カーテンに包まれるように、そのままゴッスっと鮎次郎の脇腹と突き刺しました。
鮎次郎は突然の衝撃に、ビクンッと体を直線に伸ばし、しばらく体を緊張させたまま、
もう何も無い様子を悟ると、元の姿勢に体を戻し、
自分の腹の脇に落ちているWiiリモコンと私の顔にゆっくりと目をやり、
そのまま立ち上がって、首を力なく垂らして、片足を引きずりながら部屋か出てゆきました。

それから、鮎次郎はいなくなりました。

「ネコは死ぬ直前にどこかに行ってしまうよね」と私の記憶に間違いなければ、そう言ったのは小渕元首相だったように思われます。
鮎次郎は死んでしまうのかしら。鮎次郎は死にに行ったのかもしれない。
私は鮎次郎を殺してしまったのかもしれぬ。
私の罪は友人殺しである。
私は罪を償わなければいけないのである。
私は今日は最後にもう一度Wiiを楽しんで、
明日からはWiiを隠してしまおうと思う。
これが私にできる、最大の断罪である。

あぁ、鮎次郎の死の予兆が勘違いでありますように。
「あいたたた、死ぬかしら。だってこんなに痛いの初めてですもの。」と、
事を大げさにとらえすぎたのでありますように。
鮎次郎、帰ってきてね。

2007年02月08日

転倒

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平和にのほほんと昨日のようにご飯を食べ、
労働に勤しみ、おふとんで眠る今日の私。
「あら、少し太ったかしら」「ちょと痩せれたかしら」と、
私にはそんな事しか気にすることがなく、
日常の大きな変化といえばこの程度のものでしょう。
「バカー!!」と叱りつけられれば、
それだけが大事件となり、1週間も2週間もその話ばかりしつづけます。

そんな私がハトに襲われ、自転車で転倒しました。
手から地面に転落したため、
手の平の皮が擦り剥けて、所々滲むように血が出ています。
「ト」の形をした交差点にて、ポッポとどこぞの淑女の蒔いた米を、
突くハトが群がる道路に、「I 」の道路を車が通過し、
「 -」の道からやってきた私の方に、
14〜5羽のハトが、驚いて低空飛行で逃げて来たのです。

先月のカレンダーを持ってきて、適当に指止したこの日、
その日と何の代わり映えのしない毎日を送る私ですから、
ハトの襲撃は「大自然が牙を向く」と表現しても、
何の大袈裟でもない、大事件なのです。

あぁ、ハト恐い。私はすっかりハト恐怖症になりました。
ハトは何を考えているのか、さっぱり分かりません。
ただのバカも、度を超えると、こんなにも驚異的なものなのですね。
空っぽな頭の中に、ハトには1秒先の自分の行動すらも、
詰まってはいないのですから。

空っぽの頭で、無機質な目で、
ただ無意味にポッポと頭を前後に揺らすハト。
おお恐い。ハト恐い。